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世界の特許出願、中国が6年連続で1位

2018年01月11日

世界知的所有権機関(WIPO)が発表した2016年の世界の知的
所有権統計で、特許出願の受け付け国・地域当局別件数は中国が前年比
21.5%増の134万件となり、6年連続の首位となりました。2位
は米国で2.7%増の61万件、日本は0.1%減の32万件で3位。
世界全体の特許出願件数は8.3%増の313万件となり、過去最高
を更新しました。
世界全体の出願件数は312万7900件で、このうち最も多かった
のは中国の133万8503件で、全体の4割を超えました。この数は、
2位の米国の60万5571件、3位の日本の31万8381件、4位
の韓国の20万8830件をすべて合わせた数よりも多くなっていま
す。
以前は模倣品が多かった中国ですが、中国での研究開発が年々活発に
なっていて、知的財産に対する意識が高まっていることを示しています。
経済や軍事のみならず、知財(技術)の面でも、中国の存在が益々大きく
なってきており、日本(企業)としても、今後、どのように立ち振る舞って
いくかを真剣に考える年にもなりそうです。

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